朝霧ロゲイニング 参加レポート

2012/11/26(月) Posted in 参加しました
朝霧ロゲイニングに参加してきました。
この大会は朝霧野外活動センターの主催事業で、2007年の120名程度の大会から6回目を迎えます。会場となる施設の便利さと、スタッフのハートフルな対応でリピーターが増え、近年は300人の定員が満員です。競技については、読図本を多数執筆している静岡大学教授・村越真さんと、村越さん主宰のNPO法人M-NOPの協力で作成されています。
 
▼地図(クリックで拡大)
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写真撮影ではなく、SIと呼ばれる電子カードを使うことで、特徴物に制限されないポイント設定がされており、舗装路、徒歩道から外れた森林でのナビゲーションを一部含みます。参加者にとっても読図力を発揮できるのが特徴です(しかし前回は難しすぎて「行ったけど見つからず」が多数あったらしい)。SIのいいところは、設置の柔軟さに加え、フィニッシュ直後に即座に得点の入った完走証が出せたり、大人数の集計が迅速にできることですね。300人大会ですが、30分後にはさくっと表彰でした。
このイベントでは、ロゲイニングだけではなく、前日から宿泊込みで施設を目一杯使った「ミニアドベンチャー」や「読図講習会」、さらには「ミニクラフト」「クイックオリエンテーリング」「ロゲイニングワンポイントセミナー」「招待選手との交流会」が行われています。読図講習には、ロゲイニングの女王・田島利佳さん。ミニアドベンチャーには、Team EASTWINDで活躍した和木香織利さん。宿泊90名がロゲイニングの定員よりも先に埋まってしまう盛況ぶり。
 
▼ワッキー、豚汁エイドで特別サービス中
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私は、読図講習のりかさんのサポートで現地入りしました。ロゲイニング当日はおひさしぶりに、TREKNAOではなく、TEAM阿闍梨(*1)として出走です。パートナーは宮林さん。ええ、そうです。実はこのチーム、共通点と言ったらTJAR(*2)リタイヤ組なんですね。ハムちゃん(Mr.ボーダーライン宮崎さんファミリー)には負けないぞ。この大会の競技時間は5時間ですが、ファミリーも多数参加しています。
 
▼富士山が綺麗!
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作戦の大枠は5分ほどで決まりました。まずは北のエリアを回る、所要は1時間ぐらい。高得点エリアで最も落としたくないところは、東の山エリア。いくつかコンパス直進が必要なチェックポイントはありますが、アタックポイントからの距離はそれほど長くない。10-20点台をいくつか切り捨てながら時計回りで、2時間半で下界へ。南の端は捨てて、会場に向けて戻る。そこから終盤は時間次第で伸ばす/直帰。31で50分あれば18-33-15と伸ばす可能性あるかも?
 
▼作戦タイム
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■序盤 山に入る前 △-11-41-12-16-44-36-45(1時間経過)-20-21。
ここらへんはウォーミングアップで、特に道迷いな場所もなく上げすぎず下げすぎずで淡々と走る。チームのお互いの調子を見つつ、ペースを掴みます。時間的にはやや押し。追い込んでないけど、おお、ちょっと空気薄いしーという感じ。朝霧高原の標高は約900mです。14、22はカット。折り返しとなる位置で、3時間なら、まあ帰れるかという予想で大まかなルートの変更は行わず選択肢の枝葉を切る感じ。
 
■中盤その1 山、ナビゲーション注意エリア 21-30-38-32-43-34(2時間経過、歩きながらおにぎり食べる)-47-28-46-23-39
東側が標高が高いという片斜面が、この朝霧の特徴。じりじり登って、林道のエリア。いくつか、道から100-200m外れた難しいチェックポイントがあります。事前の作戦でも、ここは注意していこう、という認識。目的地の地形を意識しつつ、確実に位置が特定できる場所(アタックポイント)から、コンパスのリングで直進方向を設定し、歩測で距離を測って近づくこと。アタックポイントを確実にするために、少し距離が伸びたり、アップダウンが増えるのは厭わず。で、舗装路は大体宮林さんが先行して、走るペースを作ってもらってますが、アタックポイントでは足並みを揃えて、コンパス直進しました。こういう時には、プレートコンパス、リングの付いたサムコンパスが役立つのだよ。
 
43…32から、東側の森(白いところ)と牧草地(黄色に黒点々・立入禁止)の森側の境をたどり、尾根まで250m直進。
47…北東の道の分岐から直進。
46…北側の道の曲がりから直進。
 
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■中盤その2 南側 39-(13カット)-19-27-17-37-25-26
39で2時間40分超えていたので、終盤は最短ルートで帰ることになるかも?と相談。31で決断しなくてはいけないけど、行けたら15だけは欲しいかも?とか、この時はまだ欲張りさんな余裕があったのだった。27への道が意外とアップダウンがあって長く感じた。17-37は、最短の道が立入禁止なので迂回。南に400m下ったところの牧草地と森の境目から、西にあまり高さを変えずに(大きく下ったり登ったりしないで)直進。のつもりだけど、少し下り気味にエイミングオフ?うまく徒歩道のT字の南側に突き当り、37に伸びる道に乗る。ここらへん私は後ろにいたので「わーすごーい」と喜んでいるだけでしたが。このあと、人穴浅間神社の脇を通り、12時間の富士山麓ロゲイニングを思い出す(その時のチェックポイントだった)。
25がちょっと下の小川に置いてある。25-26が唯一失敗で、南に直進しようとして、地図に書いてない水路を少し辿ったら、なんだか明るいところが見えて、あ、東の立禁?に寄っちゃった?と思って西に戻しすぎて、南南西に進んでしまってた。今、GoogleMapで航空写真見ると、書いてないオープンがあって、これを立禁に近づいたと誤解してしまったかも。25-26の間にある軽車道を、26付近の車道と勘違いしてしまい、西進。二人で違和感、、、気がついて、西から道沿いに回り込んだ。でもまあ、最初から舗装路で回ったのと比べたら2-3分のロス?ということで気を取り直す。残り1時間。
 
■終盤 26-42-35-24-31-(18-33-15無理無理)-◎
42にも少し森をショートカットして近づく。森といっても藪っぽいかどうかは地図からは読み取れず、35には、藪っぽいのと時間ギリなので行くのやめる?と少し迷う感じ。でも100mで道に出るから我慢するーと進む(そんなひどくなかった)。24-31は、かなりぎりぎり、31で残り20分はあって欲しいな、だけど今すでに残り25分ぐらい。「道で行きましょう」が、細かい意思疎通怠り、私は舗装路と思っていたけど先行の宮林さんは西寄りの徒歩道で。でも距離的には変わんないからいいか!でで、31到着がフィニッシュ18分前。国道渡るときには残り14分。スタッフがいて車を見てくれてて、ささっと渡れてめっちゃ感謝。最後の直線、残り12分。距離はたしか1.2km、上り60m!ああ、1.2kmだからキロ10分でも間に合うはずーと言ってたけど、本当にぎりぎり、あれれ、2分ぐらい残して着くかと思ったら、手元の時計が59分になって…最後は16秒前のフィニッシュでした。
 
■結果(現地の速報より)
男子
1.マッパ 955点 4:54:11
2.TEAM回峰行 901点 4:54:58
3.名古屋大学オリエンテーリングクラブ 891点 4:57:50
 
混合
1.TEAM阿闍梨 889点 4:59:44
2.こちゃと姫 840点 4:42:56
3.とりあえず生 699点 4:54:56
 
家族
1.ハムちゃん 690点 4:47:39
2.TEAMハクト! 625点 4:43:09
3.ES関東Cロゲ愛好会 541点 4:52:27
 
女子
1.少女A 577点 4:44:07
2.少女C 577点 4:44:09
3.はやぶさGirls 573点 4:54:37
 
最後の頑張りが効いて、混合の部優勝♪
この地図、立入禁止が細かくありますが、その細かさで主催者が「立ち入れる」範囲の確認をしているということ。回を重ねるごとに、参加者、コース設定共に洗練され、地域の方にも受け入れられていることを感じます。朝霧でしか体験できない大会を、これからも期待しています。
 
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*1 TEAM阿闍梨 村越さんがリーダー、田島さんが中心のナビゲーション&ランニングアスリートのチーム。宮林、伊藤も在籍。
*2 TJAR(Trans Japan Alps Race) 日本海から日本アルプスを越え、太平洋まで約415Kmの道程を踏破する山岳レース。
 
[備忘録]チューブバンダナ、サングラス、メッシュノースリーブ、タイツ、ランスカ、アームカバー、inov8緑の靴、靴下、チューブ型手袋、ウィンドブレーカー、熊鈴、レスキューセット、水500mlハイドレ(足りなくなって少し貰った)、3Lザック、おにぎり1、トレイルミックス1。気温6-15度、晴れ。
 
11/28追記 結果が掲載されました。チェックポイントごとの経過時間を見ることができます。http://asagiri.camping.or.jp/_userdata/336.htm