四国6日目

2009/03/22(日) Posted in 参加しました
内容2泊3日避難小屋泊 四国剣山~三嶺周辺 軽量登山
メンバーグルンさん、sutakoさん、私
行程お亀岩避難小屋1315―1334西熊山―1424三嶺―1432三嶺ヒュッテ(休憩)―1555名頃―1800見ノ越
備考3日目春の大風、もう1泊か?いやいや昼から動けたのでとっとと下山


昨日の昼に浴びた花粉で寝ている間に鼻が詰まって、喉がからからだった。朝になっても風は収まらない。ていうか悪化。この山域を熟知のグルンさんが、天狗峠~西山林道登山口への下山も検討してくれたが天狗峠付近がふきっさらし。林道降りてから20kmぐらい歩くし。予定の三嶺~名頃のルートでは、稜線通しでさらにふきっさらし。南斜面が切れ落ちてる。さて、ちょっと様子を見ることになり、私は「下山が遅れても心配しないで」のつもりで山岳会の人と知り合いにメールをするが、なんか逆に心配させちゃったかも、な文章になっていた。後から見ると。稜線は電波3本なので、グルンさんとそこまで行って送信し、「どうだろう?稜線はずっとこんな風だと思うけど」「うーん、よく気をつければ行け…」と言った所で突風。ストレッチみたいな屈み姿勢で一時停止。あ、あたし持ち上がりそうだわ、この風。却下却下。小屋がしっかりしてるんだから昼まで待つかあ。

「南からの風だから、ここらへんとここらへんが危ないかも」と言われ、そういえばはるかの人たちも、山での風向きにすごく敏感だったなあ。私、その感覚が鈍いことに気がついた。ラジオで天気図を取るスキルがあがると、低気圧・高気圧の周囲での風向きが天気の変化のヒントになるから、敏感になれるのかもなあ。そういふ人に私もになりたひ。朝ご飯を食べて残りの食料残高をちょっと確認すると、また寝袋に戻って時間のたつのを待つ。ちょっと疲れも出てるしね。思えば贅沢な昼寝かもしれない。そのうち起きてはみんなで地図を見て山の話。地図といっても山と高原地図ではなく、四国では「イメージをトレースする山歩き地図」というのを泉保安夫さんという方が出していて(「剣山・三嶺」と「石鎚山・東赤石山」の二つ)、これがなかなか渋いいい地図なのだ。山と高原地図でも同じ山域は出しているけど、それよりも一回り大きく、足で歩いたお楽しみポイントがぽつん、ぽつんと書き込んである。アプローチルート無しで滝のマーク。それってお楽しみルートなんじゃない?昨日のオコヤトコへの道も、この泉保さんの地図には「困難な道」というレベルながらも一応書いてある。グルンさんとsutakoさんはこの方とご一緒したことがあるそうなんだけど、「どの山も、いつの時期も、長靴」なのだそうだ。痺れますね。

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気付けば当たり前みたいな話だけど、東京近辺の山は、入山する人口そのものが多いから、細かい道まできちんと踏まれているのだなと思った。ぐるり奥武蔵も、出来上がったルートを繋いだだけなんだね。谷の真ん中に鉄道が通り、車道もあり、公共機関でのエスケープ可能な50kmの周回は本当に、そういう登山人口あっての、ルートがあってこそなのかも。四国では、展望のいい山やアクセスのいい山には登山道がついていても、その稜線をずっと繋げるような道は少ないみたい。踏む人がいなければ消えてしまうものね。土佐矢筈から北東に延びる道も誰も踏む人がいないせいか、入り口が見つからなかったもの。グルンさんとsutakoさんは、今ロングトレイルを自分達で切り開いているところらしい。鉈と赤布を持って、たまに会う地元の猟師さんに感謝されたりもしつつ。自分でルートを組むどころか、ルート開拓に至るっていうのがなんだか感動する。キティ山岳会という謎の山岳会の噂も聞いた。なんでも、藪い小ピーク、こんなところ誰も来ないだろ!って山頂に立つと、そこには必ず「キテ ィ山岳会」の札があるとか。しかし実態は誰も見たことの無い、謎の山岳会。四国の謎深まる。

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この後、昼にだんだん突風も収まり、鹿もぴーぴー鳴いて天気回復してきたので、名頃へ下山することに決定。ラーメンライスで腹ごしらえし、心構えして下山。まだ風は強かったけど夜の身の危険を感じるほどではなく、良かった良かったと思いつつ樹林帯まで下ったら、ごろろろろ…と雷鳴が一度だけ響いた。三嶺に喝を入れられたような感じ。これからも心して行きなさいって。(しかし正確には徳島弁で言ってるはず。)名頃まで下り、車道を9kmとことこ歩いて18:00に見ノ越駐車場まで無事到着。わーいやったーお疲れさま、本当にお世話になりました。温泉で身体を温め、最後は徳島ラーメンを食べて高松へ戻りました。

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