袈裟丸山1日目

2008/11/15(土) Posted in ブログ
行程避難小屋1泊登山
行動時間3h
コース塔の沢登山口-寝釈迦-小丸山-避難小屋
リンク桐生の山歩き情報
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備考女性だけの山岳会・Team悠(はるか)のお二人と初山行


以前のコラボ講習の二日目で、下山が思ったより危険と分かった時、すっと補助に回って下さった女性が二人いらした。長岡さんとお付き合いの長いのだろうお二人の、圧倒的な経験値が端々に感じられて、その後いろいろお話を伺った。機会が合えば一緒にいかが?とのお言葉に甘えての今回の山行になった。オデさん、ランさん、女性だけの山岳会・Team悠(はるか)の中心の方々であります。

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早朝、ランさんの車で都内で拾ってもらい、高速で北関東自動車道の桐生太田まで行く。古いカーナビや地図には途中の道路までしか載ってなく、昨日購入のエアリアマップで道をざっくりと見ながら登山口につく。登山口には3台の車があり、私たちの車で満車となった。その後来たおじさまと話したところ、今日が狩猟解禁日とのことで、双眼鏡で熊棚が見えると教えてもらった。のんびりと出発する。花崗岩からなる沢沿いを登る。寝釈迦像は現地の花崗岩に直接彫られたものだ。風化著しく、相輪塔のような奇岩も見られる。白亜紀のものらしい。

八溝山地および足尾山地の地下には中生代末期の花崗岩類が広く分布する。これらの花崗岩類の年代は、柴田ほか(1973)によれば白亜紀中期(1億5,000万年前)を示すものと、白亜紀後期(6,500~6,800万年前)を示すものがある。

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この岩相は、しばらく沢を詰める内に変わっていく。沢を渡る時に、黒い滑りやすい岩に乗ったならそれに気付くかもしれない。白く粗粒な花崗岩から、黒く細粒な岩石がしばしば見られるようになる。

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白樺と、オリエンティアなら白い!といいそうな低い笹の森の中で最初の避難小屋が見えた。テルモスのお茶を何度か頂いて、「テルモス超便利じゃん」と思った。新しい避難小屋は誰かの部屋のように整備され、古い避難小屋も煮炊きが出来るぐらいの雰囲気はあった。まだ沢沿いなので水も取りやすかろうし、泊まりやすそうな小屋だ。

f:id:urano_cobito:20081202011509j:image賽の河原

もう一息登ると賽の河原に着く。ここらへんではもう花崗岩は見られず、あからさまに黒い岩石でケルンが積んである。時代は一気に新しくなった火山岩だ。

足尾山地の西部、栃木・群馬の県境には、第四紀初期につくられた皇海山(2,144m)、庚申山(1,892m)、袈裟丸山(1,878m)が南北方向に配列する。これらの火山は約100万年前の玄武岩質~安山岩質マグマの活動によるものである。

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マグマが上昇し、地底で深成岩である花崗岩が出来て、侵食により地表(or海底)に顕れた。その後だいぶ経ってから、安山岩質の火山が噴火して山頂付近の山体が作られたのだそうであります。この岩相の変化をお楽しみ下さい。

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賽の河原以降、つつじの木がわらわらと生える広い尾根を登る。花の時期にはすごい人出なそうで、道もあっちこっちに網目のようになっていて、正直どれが正規のルートだったか分からない。そのうち、雨量計のところに辿りついた。別の山岳会の方々がいらして、練習の一環ということで山道ではない沢やら尾根やらを横切って、ここにちょうど着いたところらしい。その中の一人の方が、地形図を拡大したものにあらかじめ尾根線を引いたものを見せてくれた。自然にやってる整置がえらい早い。ダンディな方々と触れ合い精気を貰う。しかし、狩猟の銃声も聞こえるのが結構気になったりもして。この方々の声も最初は狩猟の人かと思ってしまった。

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さて、小丸山では霧が濃いためエア山座同定でお茶を濁したあとは本日の宿泊地、避難小屋付近に向かう。避難小屋はぼろいらしいということと、先客がいることも考えてテントを持ってきている。が、小屋っつーかシェルターな避難小屋は中を覗くと意外と小奇麗で、夜に一雨来る予報だったこともあり、テントはやめてシェルターで宿泊することにした。

水場はなかなか厳しく、笹の中を下り、地面に直接カップをつけるようにしてちょろちょろの水を掬い取った。要煮沸な感じ。15:00ぐらいにはもう水も確保できていただろうか。16:00にはオデさんがラジオで天気図を取った。西に低気圧が二つ。ランさんが、生クリーム入りのシチューを作ってくれた。私は初山行のメンバーでどきどきしつつ、持ってきたラム酒を出して、そのあと21:00まで蝋燭を点けてずっとおしゃべりをしていた。雨が降り出して、ドラム缶みたいなシェルターはぽんぽん音が響いた。息は白かったけど寝袋は暖かく、明日は明るくなってから動こうというわけで、たっぷり寝た。