TJAR7日目

2008/08/16(土) Posted in ブログ
大会名 トランスジャパンアルプスレース2008
距離 約421.5km(登山道:約225.5km、一般道:約196km)
コース 富山県・早月川河口→馬場島⇒北ア(剣岳~槍ヶ岳)⇒上高地→境峠→薮原駅→木曽駒高原スキー場⇒中ア(駒ケ岳~空木岳)⇒駒ヶ根高原→→駒ヶ根駅→市野瀬⇒南ア(仙丈岳~茶臼岳)⇒畑薙第一ダム→田代→井川ダム→富士見峠→油島→静岡駅→静岡県・大浜海岸・大浜公園
リンク トランスジャパンアルプスレース
備考 海山山山海、憧れの山岳レース。大日陰山~上河内峠

 

  • 板屋岳

昨日の夜、板屋岳の片側が本当に板みたいにまっすぐした尾根で見えたので、「なるほど板の屋根の岳」と思ってた。

  • 高山裏避難小屋[8/16 6:45]

小屋の人いない。トイレだけ使う。登山の人の話では宮崎さんが前にいるらしい。追いつくかなあ。生理用品がもうあとが無い。トイレの紙も無い。大ピンチ。なんとか荒川小屋まで行って聞くしかない。

  • 前岳(CP22)[8/16 9:38]

少し上っては休み、休み、、、あんまり人いない。

  • 荒川小屋[8/16 10:20-11:26]

カレー・牛乳・ホットコーヒー。生理用品を小屋の女性に3つ分けてもらう。すみません、、、トイレと水場で身繕い。ずっと我慢してきたのでさっぱりして気持ち的に楽になる。しかし動きが鈍いのか、思った以上に時間が経っている。水場ちょっと遠い。

  • 大聖寺平

まだ人も多い時間なのでなんとなく気が紛れる。休まずにずっと上っていたら、後ろにおじさんが一人ついてきた。同じペースなのでこっちも頑張れる。

  • 赤石岳(CP23)[8/16 13:19]

先着の登山の人に写真撮って~と言われて撮る。撮ってあげると言われたが、カメラは電池が切れたので市野瀬で置いてきた。替えのバッテリーがあれば良かったなあ。後ろのおじさんも着いて、「ノンストップだったね」と感心された。照れてまだ先が長いので~と言いながら進んだ。赤石避難小屋には寄らなかったが、おじさんが出てきて大声で「がんばれよー」と言ってくれた。ここからはゆるいアップダウンの、箱庭っぽい感じの道。

  • 百間洞露営地[8/16 14:58]

稜線から離れて百間平を経て小屋へ。水を少しだけ足す。今日はこのまま進みつづけるしかない。しかし小屋を出て10分程度で、ざーっと大粒の雨が降り始める。通り雨でもない雰囲気。かなり雨脚強いので、雨具上下を着て、絶対濡らしたくないものを奥へしまいなおす。

  • 中盛丸山コル

まだ日没前なのに薄暗く、風も強い。台風のような状態。ガレの縁を進む時はかなり神経を使った。ここから雷があると逃げられないようなルート。雷の気配は無いけど、風雨強い、我慢していればいつかは弱まるのだろうか、、、

  • 兎岳

小兎、小ピーク、我慢して我慢して越える。まだ日は落ちてない。去年来た時の晴天や会った人を思い出すと、余計今回とのギャップが、、、誰もいないし、とにかく聖を越えたい。余りに寒くて、ツェルトやシュラフカバーを身体に巻きつけてその上に雨具を着なおす。

  • 聖岳(CP24)[8/16 19:28]

とうとう着いた。下り方向をよく確認して(前回間違えた)、ゆっくり下りる。この時初めて、右の前腿と左の足首が痛いと思った。痛いところが出てきてへこむ。森林限界より下りたい。風雨は弱まるが霧は相変わらず。さらに寒くて寒くて、寝袋代わりの銀マットに穴をあけて着る。敷くやつも身体に巻く。ぎりぎりOK。

  • 聖平小屋

小屋はやってないだろうから寄らない。電池が切れかけていたのでヘッデンのを新しいのに替える。しかしその後手持ちの方が見えやすくて、また入れ替える。去年は、ここから5時間で畑薙ダムまで下った。あと5時間だと思って頑張ろうと思ったんだけど。一度行き倒れ仮眠。はっと目が覚める。南岳も越えて、上河内峠まで来た。稜線ではざわめく木も無いので無音だけど、風はよろめくぐらいに強かった。

上河内峠[8/17 1:30-5:00]

霧は絶えず濃く、何度も自分がいるのが道なのか良く分からなくなった。一度風を受けないところで、諦めてツェルトを張ろうとして、地図を何度も見て、もう少しで森林限界だからそこまで頑張ろうと思った。ここで泊まると、完走はアウト。しかしその途中で、やっぱり道なのか分からなくなった。這松の中で道が消えていて、探し回る元気も無かった。一番風がきつい稜線だとは思ったけど、少し大きな岩の陰で着てたツェルトを引っ張り出して、袋状にして中に入った。凍えないように、手持ちのカロリーメイトを一生懸命食べる。

寒くてがたがた震えていたけどじっとしてると震えは止まった。意外とのんきな気持ちでいて、遭難ってしてしまうのかもと思ったり。明るくなるまでもう動かんと思って、一時間おきに顔を出して外を見た。4:00でも霧晴れず。5:00、朝になった。明るいところで見ると、あっけないぐらいに道が見えた。消えたと思った道は少しだけ下に段になって続いていた。あー、こんなのが越えられなかったのかと思ったが、結局良く寝た感じでまた今日も下山の続きを進んだ。