志賀野反

2008/06/29(日) Posted in 参加しました
大会名OSJ志賀野反トレイルレース
距離40kmの予定が25kmに
コース高天ヶ原→小三郎小屋跡→水場→ノッキリ→金山沢の頭→赤石山→湯ノ沢の頭→ダン沢の頭→オッタテ峠→大高山→高沢山→野反湖ロッジ(→湖畔→野反峠→八間山→堂岩山→地蔵峠→野反湖ロッジ)
リンクPOWER SPORTS │ OSJ志賀野反トレイルレース
備考そこに悦びはあるのか?志賀野反どろりんぴっく


追記

まとめると、「運営上、中止が出来ないコースだったのではないか」というのが、一番気になったところです。スタート・ゴールが遠く、車以外のアクセスが無いという点ですね。他は開催回数を重ねて参加者も運営側も慣れてくればなんとかなると思います。以下のレポは、自分が思い違いしてた点もあるのですが、とりあえず直後の感想としてこのまま残しておきます。コースが美しく、登山者に迷惑にならないトレイルレースというのは難しいと思いますが、次回の開催を注目してます。頑張れOSJ!

前日

主催者のバスで現地に向かう。新宿8:00発、確か12:30頃着いた。受付からなんか段取りが悪い。ハコネがぽしゃってよっぽど予算削られちゃったのかなと余計な心配をする。こちらはハコネで見たOSJブランドを信頼していたんだけど、なんか勝手が違うみたい。受付会場付近にはお食事処もトイレもコンビニも無い。ホテル付きツアーの人も下ろされたっきり案内は無いみたい。ブースも回り終わり、お腹も空き、しょうがないので、近くに見えるホテルにレストランや付近の地図もあるだろうと重たい荷物を持って適当に歩く。しかし、スキー場以外には何も無いここでは、ホテルは開店休業状態がほとんどなのだった。ようやく、営業中の看板を仕舞いかけているカレー屋を見つけて滑り込む。15時までのカレーバイキングを食べている間、何人もの人が店の前を不安そうにうろうろし、入店しては店員が誰も出てこなくて帰って行き、または「15時マデ、モウ閉店」と言われて(ネパール人)帰っていった。

うーん、これが第一回ってことか。苦情も無い代わりに、地元との連携も無いのかしらん。地元も潤ってランナーも楽しくてみんな幸せ、みたいに出来ないものなんでしょうか。ホテルにチェックイン後、一緒に予約のメンバーで、ゴール地点に車を置いてから主催バスでこっちに向かっている人たちと連絡が着かない。と思ったら、まだバスとのこと、2時間以上かかってるみたい。食事はここらへんで採れる細い竹の子が美味しかった。競技説明会とパーティーはパスして(これがいけなかった?何か大事な情報が出てた?)温泉にたっぷり浸かる。熱めで気持ちいい。

天気予報では、明日は一日中雨17℃~21℃。同宿のHさんは、なんと明日が初トレイルなそうだ。15kmの部参加でスタートが8:00なので、ゴール地点まで車を持っていくことにしたようなのだが、「4:30ぐらいに出ないと!」となっている。うーむ、かなり迂回しないと行けないみたい。自分は東京からの行きも帰りも主催者バスだからいいけど、車の人も多いのに大変そうだなあ。とにかく準備して寝る。

当日

案の定の雨。ホテルから見た雨脚は弱まらず、木のてっぺんはごうごう揺れてる。私、まさか徹頭徹尾ゴアウェアが必要なレースだとまでは思っていなかったっす。ストームクルーザーが必要だったよ。だってストームをクルーズですよ。私、それなりに頑張って走ることにしてたから、ペラペラウィンブレと100円カッパでしのぐ気でいる。手拭いは持っていく。これは帽子の上から耳まで被って、横殴りの雨対策としては良かった。まあ大会だということ前提で、プライベートであの装備で出たら本当に遭難だよ。

これで中止にならなかったらどこのトレイルレースでも中止になんてならねえやという状況。雷予報も出てる。でも中止って言ったって、ここからゴール地点まで選手を運ぶ手段なんて用意されて無さそうだなあ。やっぱりやるですか。あいあい。なんか、聞こえないぐらいの声で「ゴールは…」と言っているが、雰囲気からコース短縮だろうと察する。しかしゴールするまでこの事を知らない人もいたみたい。だって拡声器も使ってないし、私が聞いたのもスタート10秒前くらいだもん。

以下、イメージ画像でお送りします。

f:id:urano_cobito:20080701002005j:image:left

スタートはスキー場。登って降りるだけですが、ここで選手をうまくばらかします。トレイルに入り、序盤の上りでは、用水路であったり沢沿いなので、増水する様を刻一刻と味わえます。(※画像はイメージです)


f:id:urano_cobito:20080701002002j:image:left沢を渡ると、ノッキリまでは着々と上り、2000mの稜線に出ます。すでにウェアは汚れ始めていますが、まだ皆元気でがしがし登ります。息は少し辛いけど、この時だけでした。高地順応はそこそこ出来てたのか?(※画像はイメージです)

f:id:urano_cobito:20080701002006j:image:leftしかし、この後の下りから様相が変わり始める。本当にここ、渡るの?てくらいの沼。悪路の下り、私はここぞとプッシュして前に出て行くが、パックの先頭になってしまうと辛い。だって、見えないんだから。沼の底が。まさか膝下まで来るとは。大きい丸太の前の沼は危険と分かってきたが、とにかく先頭にいると転ぶ転ぶ。開脚で膝を着いて転んだ時に右膝を打ってしまい、ショックが収まるまで歩く。20人分ぐらい後退する。(※画像はイメージです)

f:id:urano_cobito:20080701002001j:image:left泥から足が抜けない。私はバナナチョコか。エイドで震えている人がいるが、「レスキューシートぐらいしか無いです」と言われている。いくら自己責任ったってそりゃないんじゃないのかと思う。だってこのコース、エスケープがとにかく難しい。赤石山から大沼池に下りるか、鷹巣ノ尾根から馬止に下りるか、といっても、そこに車が来てなければアウトだ。ちなみに主催者のコース図では、等高線の書いてないのぺっとした地図。高低図は付いてても、地形図か山と高原地図で下見してないと逃げようの無いコースだって事も把握できないべさ。そこまでやる参加者はどれぐらいいたんだろうか。大会における安全の信頼はどこまで持っていいものか?(※画像はイメージです)

f:id:urano_cobito:20080701002003j:image:left上りも下りも神経を使うし木に掴まったりで手が開かないので、補給が後手になりお腹がぐーぐーいう。補給が出来ないとつらい。目に泥が入ってもどこもぬぐえるものが無い。手も袖も泥だらけだ。チューチューバッグのチューブの先も泥。口に含んでぺっぺっしてから飲む。(※画像はイメージです)

f:id:urano_cobito:20080701002004j:image:leftしばらく戦意喪失が続く。水戸黄門の歌ばかり繰り返される。泣くのが嫌ならさーあー歩けー。雪渓が残っていて、水は冷たい。2ヶ月ぐらい不安定だった左足のアキレス腱が、踏ん張ったり滑ったりで痛み始める。うーむ。笹を切り払ったばかりのにわかトレイルが特に崩れている。とがった根が見えて怖いし、足にかかる。終わってから気付いたけど、靴のアッパーに穴が開いてしまった。(※画像はイメージです)

f:id:urano_cobito:20080701002000j:image:left上りで女の子に抜かれる。なんか、いいペースだし、最近見た中で一番生きの良い攻めてる感じ。おおっと思って着いていく。パックの二番手についていよいよ分かるけど、このレース先頭に立っちゃいけない。繰り返し言うけど。姉さん(年下かもしれないけどなんとなく)、上りも下りもいいリズムなのに、水中の何かに足を取られたり、沼突入で転びまくる。そういう自分も二番手のくせに、水中のツルか根に足を取られて横一回転とかします。みんなで大丈夫~とか声をかけつつ。(※画像はイメージです)

最後の5kmぐらいで姉さんに先頭を譲られ、パックはばらけます。ハコネで覚えのある、どんつくどんつくした音楽とMCはゴールが近い証か。さっさと終わらせるべとちょっとだけペースアップして、んまーとにかくゴール。6時間をちょっと切るぐらい。時計を止めてもないわ。だっはー。帰ってきただけで良しとする。

ゴール後

水道が用意されているのは助かった。野反湖自体で水浴びできるかと思ったけどそれは無いみたい。濡れながら水道のホース待ちをしてると、同時にゴールした人たちと笑顔が出る。ゲーターの中から泥団子出てくるし。お互いに顔見て泥だらけで笑ったり。リキさん素浪人さんが豚汁のところにいて、私の分も持ってきてくれた。うえー、美味しいよう。温かいよう。水道は冷たくて我慢できず、ざっと落とす。荷物の引き取り場所が分からない。看板のひとつでも出してくれたらいいのに。スタッフの人に聞いたらその人も知らず、別の人に聞いている。うーむ。女子更衣室なんてありましたっけ?とにかく寒い。荷物を貰った体育館で、無理やり着替える。他の人と連絡取りたくても、携帯が圏外。どわー。なんとなく上にある建物に向かうと、やっと知り合い一群と会うことが出来た。そこの建物が300円でシャワーがあるとのこと。知らなかったよー、これもさー、ちょっとぐらい案内出してくれててもいいんじゃないの?どこに「極上の温泉」があるのさ…。

降水量が100mmを超えるとこの周辺の道路は通行止めになるとのことで、表彰式は無しになる。ていうかみんな早く帰れとのこと。主催のバス新宿行きは本来18:00発だったが、1台ずつ定員になり次第出発と聞いて慌ててシャワーを出る。バスの受付をするがまだ半分しか埋まってないらしい。バスの駐車場の近くに小さいお土産屋さんがあって、カレーの匂いがする。これは!というわけで急いでカレーを頼むが、ご飯が無くなったとのことでカレーうどん。厨房のおばさま、一人でおおわらわ。空腹と寒さを置いても美味しかった。威勢のいい受付のおじさまに「今度は晴れた時においで」と言われる。全く、その通りの、〆の一言だった。

今回のレース、「悪天だけど貴重などろんこ遊びが出来て楽しかった」ではちょっと終わらせられない気がする。45点かなー。晴れていたら+30点ぐらいにはなったかもしれないけど、コースについてはもう一回検討した方がいいんじゃないかなー、と思ったりした。運営側にも選手側にもいろいろ課題を見せてくれたという意味では大きいと思う。文句ばかり言ったけど、次回がどういう形になるか注目して待ちたい。

おまけ

考えてみれば、スタート・ゴールが同じ地点で、終了その場に温泉があって、川があるから泥も流せて、って、北丹沢はなかなかよく出来てるレースに思えてきたよ。林道通るからレスキューもばっちり。その分コースが面白くなくなるって言われるとそうなんだけどね。来週参加の人、頑張ってね。