仙丈~畑薙ダム4日目

2007/08/17(金) Posted in 参加しました
行程4泊5日トレイルラン
ルート荒川小屋[0320]―1:52→赤石岳(14)―1:27→百間洞露営地(9)―44→
中盛丸山コル―1:27→兎岳―1:23→[1040]聖岳(1:17奥聖+α往復)―1:44→
[13:41]聖平小屋(泊13h50)
行動時間10h20(内休30)
距離約20km
備考油断大敵、奥聖まで遠征&反省会


3時に集合。霧で何も見えない中、4人で出発する。結局赤石までは景色も本体もまるで見えず、白いマークを辿る旅。でも前後に人がいるって言うのはなんて安心感だろう。時に離れてしまっても、なかなか近づかない夜明けを忘れ淡々と登った。頂上で記念撮影するころにはライトが要らない程度には青く明るくなった。3人とはここでお別れ。気をつけてね。馬の背で夜が明けた。大沢岳はパスして、中盛丸山へ。富士が段々近づいて来る。特別な形をした特別な山に思う。

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小兎、兎と、進む道を眺めつつ何度も下り、登る。ここもコースタイムは易しく、歩いていても65%程度だ。小兎だったろうか、おじさまに、寒天で出来た、オレンジとかメロンとかイチゴの四角いゼリーを頂く。私の故郷ではよくお仏壇に供えてあって、親戚の家に行くとくれるやつ。食べるのは何年ぶりだろう、10年以上は昔だ。山で貰って食べるそれは美味しかった。聖に10:40に到着、茶臼までは問題無いと思い、そのまま進むが、なんとここでコースミス。聖からさらに前聖というピークに行き、南に下りるイメージが間違い。そのまま奥聖まで進んでしまい、破線ルートを少し辿ってあまりの踏み跡の薄さに何度も地図を見直し、コンパスを出し、最終的に尾根の向こうに赤石岳避難小屋が見えることが決定打になり引き返す。それまで前後した方にわっと声をかけられ、心配して見ていたことを知らされる。「すごいマニアか、明日のニュースになっちゃうのかと思ったよ」「後者です!!」この方、サングラスがクールで30代?と思っていたら、外すと40代?と思っていたら、後で伺ったら50代なのであった。かっちょいい。結局1時間強のお散歩であった。それまで追い越してきた方々がちょうど到着して、「時間調整?」「ひ・み・つ」えー、本日は聖平小屋で反省会とします!

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小屋では今回の山行一番の歓迎を受ける。TJARにもトレイルランにも理解が深いご主人と受付のお兄さん、この小屋のスタッフは8人なそうで、その中の方から特別にご褒美を頂いた。もう、ほんと、嬉しい。来て良かった。そしてビール。今日前後した方々と、細々したおつまみを出しながら歓談。安曇野からいらしているご夫婦から、百間洞山の家ではとんかつが出るとか、茶臼小屋では刺身が出るとか。楽しくてビールもう一本。「俺は身一つで大金だけ持って気楽な旅さ」というおじいさまは、小屋泊小屋食で南ア堪能中みたい。あー、この「南アが裏山」感覚素敵。

小屋のご主人に呼ばれて外へ。なんとダンディなご主人がダンディな西瓜を切り分けて、お振る舞いだ!皆いっせいに集まって、甘くてみっしりした西瓜を頂く。なんか今日はホリデーみたいだよ。

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さてツェルトに戻ったら、途中で追い越したM大山岳部のパーティが隣でテントを張っていた。リーダーの青年に声をかけられてのんびり立ち話。全部で2週間ぐらいの南ア全部踏みます縦走中らしい。昔ながらのごりごりした山岳部、しかとその姿見てしまった。実は兎でちょうど写真を頼まれた時、そのカメラのレトロな重量と全員の麦藁帽子に「何奴?」とは思ったんだけどね。テントだけで7kgが二つだって?荷物は生野菜だって?大きな部活ヤカンが転がってるよ、これが縦走の荷物なんだね?ひゃひゃひゃ。

彼は今年山耐に出るとのこと。足が遅いのでと言うので聞いてみたら、皇居5kmを16分で回ると言う。そして今40kg持って縦走してると言う。普段はLSDもしていて、地形図も読めて天気図も取れて平成生まれも混じる山岳部を率いて、明日から光岳に向かうと言う。お姉さん、もう言うことは何もありません。10月無事に会えたら楽しいね。こんなに若くて何もかも備えている。そんな人がまだ山には沢山いるみたいだよ。もちろんですが私は今回ラジオなんか持って来てないので、気象情報を横流しして貰う。台風は大陸に逸れたらしい。

ところで今回はガスコンロを持っていかなかった。最初は持って行くつもりだったが、いざ荷造りしたら重くてしょうがなくなったのだ。そこに、選考会Aにも出たSさんからのアドバイスを頂き、メタという固形燃料を使ってみた*1。主食のα米は水で調理できるので、一日にコップ一杯の湯が作れればいい。この発想転換はかなりの軽量化になった。小屋もうまく使えばいいとのアドバイスで、食料も半分ぐらいに減らすことにした(α米6食+スープ+パワーバー4本)。結局α米2食が残ったが、いい選択だったと思う。このアドバイスが無ければ、今回の山行きは実行すらされなかったかもしれない。それくらい、準備段階では迷っていた。沢山の人にここまで連れて来て貰った。今日は最後の夜になる。

*1:でもメタは直火だと石が汚れてしまうので、次は下に敷くアルミ箔を持っていこうかな。